2021年8月15日は、
kin 244 黄色い種 青い鷲 音10の日
そして戦後76年。
私が生まれたのは、戦後20年後
たった20年しか経っていなかったのに、
生まれた時から幸福な世界で育っている。
キンナンバーkin244は、
学ぶことで形となる
そんなエネルギーが流れてます。
せっかくですから、このような日に戦争当時のことを見聞きしていただきたく
とういうのはいかがでしょう。
そしてそこから
今ある命の尊さ、
平和のありがたさ、
平和を維持することの大切さ
など
今一度 家族や自分自身と対話してもらう機会を持ってもらえたらと思います
今日はいつものプログとは違い、個人的なお話をさせていただきます。
私の両親は広島の被爆者です。
母は31年前に、父は19年前に他界したので、
もう戦争の時の話は聞くことすらできないです。
学生の頃、ちらっと聞いた話しか知らずに育ちました。
あの頃は(親戚が集まっても)誰一人として、あの日のことは話をしませんでした。
母は、左下腕部と左側の首が重度の火傷で、皮膚がケロイドで盛り上がり、引っ張っていたので、そのことについて少しだけ話を聞いただけです。
何十年経っても、夏になるとそのケロイド部分がかゆくなるそうで、赤くなっていたのを覚えてます。
火傷を負った多くの人たちは、それを指摘されたり、変な目で見られたくないが故に、どんなに暑くても長袖や長ズボンなど人からは一切見られないようにしていたと聞きました。
でも母は全てを曝け出していました。しかし親には嫁に行けなくなるから隠せ!と言われ続けていたと。
原爆投下 当時、母は11歳、父は14歳でした。
母は、爆心地から1.6キロほどの三篠小学校の校庭で、朝礼中でした。
後ろから光と爆風がきて、次に気づいた時には、、、、、
若くて綺麗だった担任の先生の顔がとんでもない姿になっていたと。
自分の腕からはボロ切れのようになった皮膚が爪の先にぶら下がっていたと。
歩いて、歩いて、、、もうどうやって歩いていったの思い出せない
でもいつの間にか、
被曝した人がお世話になるという見ず知らずの人の家にたどり着き、
そこで奇跡的にも、1週間後に母や妹と再開もできたそうです。
その道中
死体がゴロゴロしていたとか、水をくれ、水をくれという人たちばかりだった話はしましたが、詳細は一切しゃべりませんでした。
その後の生活も、しばらく田舎で傷を治す生活をしていたそうですが、その時の話も、火傷のところにウジがいっぱい湧いて、、なんて話しかしません。
最近になって、
YouTubeなどでその当時の話を詳しく話されてる方を見聞きするようになり、
あらためて、壮絶な世界を生き延びてきたのだと実感するようになりました。
私は幼稚園の頃、幼稚園バスの中から原爆ドームを見るのがとても怖かったのを覚えてます。
その当時は、どんなエピソードがあるのかを知らなかったのに、
見えるだけで目を背けていました。
父は、偶然にもその日、祖父と海に釣りに出ていたそうで、ほぼ無傷だったそうです。
死体の川から二人の乗った舟に助けてくれー、助けてくれーとみんなが舟に手をかけてきたという話を聞いてます。
父の弟や妹とは二度と会えなかったそうです。どこかで亡くなったのでしょう。
原爆の日のお話を他の方から聞くと
・たまたまその日遅刻した、
・郵便局まで出かけたけど、暑かったから日傘を取りに戻ったとか、
ほんのちょっとした行動のずれが時間をずらすことになり、それが命の明暗をわけていたことに震えを感じました。
生き残ることができた人たちには、きっと何かのお役目があったのではないかと感じてしまいます。
もれなく、
私の母も命をとりとめ、
被爆者という差別の中で生き、
その後
父と出会い、恋をして、一緒になり、
どんな奇形な子供が産まれるかという怖さにもめげずに私や兄を産んでくれたのです。
放射能を浴びても、なんとか生き残ることができた命から次の命を生み出すことができた、、、、それも5体満足で健康そのもの。
これこそ奇跡だったんじゃないか
自分の誕生は奇跡だったんだ!そう感じた瞬間に、感謝で涙が溢れました。
それと同時に、このような両親の元誕生した私のお役目もしっかりはたさないと、恩返しできないなと!
これまでは、
こんなふうに両親を見たこともなかったし、思いを感じようともしていなかった、、、
戦争に対して、身近な人がいたにも関わらず、もうこない、過ぎた世界、、、、そんなふうに軽く見ていたなと反省。
幸せな世界を生きてこられたのも、先人の日本のために生きてこられた方々あってのこと。
命、今手にしている全てのことが当たり前、、、になってはいけませんよね。
今日も生きられてありがとう!ですね。
これからも皆さんと幸せな社会が続くように、わすがでも力になれたらと思います。
本当に世界中の皆が平和で仲良く暮らせますように!!!
武力による制圧など本当になくなって欲しいです。